LAWO社、デジタル音卓mc2 56発表/ミキサーの意見取り入れ直感的操作実
ドイツのプロ用オーディオ機器メーカー=LAWO社はNAB会場でmc2 ファミリーのデジタルコンソールの新製品として高性能・高信頼性に加えて大幅な小型化と操作性の向上を実現した『mc2 56』を発表した。新製品は、大幅に小型化を実現したにも関わらず“基本に戻る”のコンセプトのもとmc2 シリーズの品質と性能を継承し、現行のLAWO HDコアテクノロジーをベースに、最大限の信頼性、機能性とDSPパワー能力を保証している。また、mc2 シリーズ間のスナップショット転送、ネットワーク転送、さらにダイナミックオペレーション等が可能となっている。新製品は、これら小型・高性能という特徴により、放送局のスタジオサブに加えて、音声中継車やプロダクション等の幅広いニーズに対応が可能となる。
mc2 56の設計あたっては、多くのミキサーの意見を取り入れ、直感的な操作が可能なコントロール卓を開発。通常頻繁に使用するコントロール部をコントロール卓表面に配置。一方、使用頻度の少ない機能は、タッチスクリーンのGUIで操作することにより、ミキサーは煩雑な操作から開放され、クリエイティブなミキシング作業に専念することができる。さらに、フェーダーの幅を30mmに縮小したことにより、効率の良いミキシング作業を実現。16フェーダー単位のベイには高解像度の大型TFT液晶レベルメーターが装備され正確なレベルの確認が可能となっている。
《主な仕様》▽最大512DSPチャンネル、144サミングバス、8192クロスポイントとその機能・能力は他のモデルと全く同等。
▽新型のコントロール卓は、16+16から最大64+16フェーダーまでのフレームを用意。16+16フェーダーで幅1257mm、重量62・6kgのコンパクト設計を実現。
▽LAWO社国内代理店・オタリテック梶ゝEL03−3332−3211。
|