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  朋栄、NABでHVS−5000発表/花火シリーズのフラグシップモデルとして

 兜栄は、先のNABでデジタルスイッチャー『花火』のフラグシップモデルとしてHVS−5000シリーズを発表した。シリーズは、4M/Eタイプの『HVS−5400』、3M/Eタイプの『HVS−5300』、2M/Eタイプの『HVS−5200』で構成、本年秋の発売を予定している。
 製品開発を担当した佐倉研究開発センター・SP開発部の井伊一文部長は『花火シリーズの集大成となる5000シリーズを開発した。従来の花火シリーズは2M/Eまでだったが、今回4M/Eまでのスイッチャーを開発した。メインユニットのサイズは5Uと10Uの2種類となり、オペレーションユニットは2M/Eが4種類、3M/Eが6種類、4M/Eが4種類を予定している。従来の花火シリーズがライブ向けの方向で進んでいたが、今回は4M/Eまで用意したので、編集用途に向けた製品も用意した。』と説明した。
 5000シリーズは、@次世代フォーマットである3Gbpsに対応(1080/59・94P、50P)。A各M/Eの独立制御が可能となり、各M/Eを独立して別フォーマットで操作が可能。複数のコントロールパネルによる同時制御に対応。各M/Eで別フォーマットを受けられることから5400では最大4入力のリファレンス入力が可能。BHD/SD混在入力に対応し、アップコン/ダウンコンバータの搭載が可能。C豊富な入出力に対応し、5400では最大96入力48出力に対応。Dフリーレイアウト可能な16分割のマルチビューワーを2系統内蔵可能(従来は4分割)。E最大16系統のスチルストアを内蔵。Fキーヤーは各M/Eに4系統用意され、5400では16系統搭載可能。G外部動画メモリユニット(RAMレコーダ)としてHDフル動画15秒の記録が可能な1Uのユニットをオプションで用意。動画に加えCGワイプデータ、スチルストアデータを収納可能。H強力なマスク機能により、VTRのタイムコードに連動したシーケンス作成が可能で、被写体のマスク処理等が容易に行え、編集作業を大幅に効率化。I最大8系統の3D DVE、最大11系統の2D DVEを内蔵。4M/Eで16チャンネルのキーヤーに対して、それぞれ2D DVEがサポートされる。
 また、NABではポータブル花火HVS−600HSのコントロールパネル分離型のHVS−650HSが発表された。同製品は、パネル部の大幅な小型化に加え、4chのピクチャーinピクチャーが可能となった。
▽兜栄営業本部=TEL03−3446−3121。

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